フィジカルな体験が
強いつながりを生み出す
対面での名刺交換は、私たちの世界観をフィジカルに伝えるまたとない機会です。目指したのは指で触れて感じる名刺。熟練の経験を要する銅版印刷とシャープな型抜き、そして貼り合わせ加工を組み合わせて作りました。技術の力でモノとしての質感を高め、工芸を思わせる繊細な表情の名刺ができました。
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格調高い印刷技術
世界的に最も高級でフォーマルな印刷とされる “銅版印刷”。皇室、各国大使館、一流ホテルでも使われる伝統的な技術です。緻密な線の再現性が高く、文字のつぶれや欠けがほとんどありません。銅版を彫った分だけインキが盛り上がって印刷され、濃度が高く色に深みが出ます。
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重厚な輝き
名刺の文字色は、カッパー、ゴールド、シルバーの3種類。ベースとなるメタリックインキに赤や墨のインキを混ぜ合わせて、理想の色味に近づけました。輝きも細かく調整しています。明るさと反射率が異なるインキをいくつも試作し、光沢を保ちながら読みやすい最良の見え方を探りました。
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ブランドの未来を象る
経営陣が描く未来のフェンリルを型抜きで象りました。“エッチング刃型” と呼ばれる精密加工に適した技術を使い、紙の厚みより深い刃で一気にカットしています。シンボルマークの境界線が美しく切り抜かれて、その断面にはひとつもバリが残っていません。
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手ざわりのよい段差
型抜きした紙側に発泡性の糊をつけ、2枚の紙を丁寧に貼り合わせました。銅版印刷によるインキの盛り上がりと同じく、シンボルマークの輪郭に沿ってできた段差には触れたくなる心地よさがあります。二極が協調して新しい価値を生み出す、フェンリルの思想を反映しました。
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黒と白のコントラスト
特殊東海製紙の “スーパーコントラスト” は、銅版印刷の適性があるファインペーパーです。色落ちが少なく落ち着いた黒みのスーパーブラックと、コットンが持つピュアな白さを生かしたスーパーホワイト。名刺の表と裏に正反対の色を組み合わせることで、黒と白のコントラストを強調しました。
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ステッチが映えるケース
工芸的な名刺を予感させるケースです。開封しやすく強度が高いC式箱を選びました。収まる名刺が傷つかないように糊を使って組み上げ、蓋の四隅には銅版印刷のインキと同じ色のステッチを施しました。外と内の印象がゆるやかにつながり、一対の表現としてまとまりを感じさせます。
フェンリルデザイン
- 画面を「吹く」非日常の楽しさ
年末のざわめきをふき飛ばす体験 - デザインと技術を
形にした2種類のカレー - ワクワクする体験と
ハッとする瞬間が
詰まったカード - 模様に触れて
メロディを奏でるカード - ひとで楽しみ、ひとと楽しむ
アイスブレイクカード - 「防災」という観点で
ハピネスに寄り添うノベルティ - 使いやすい
オフィスサイン - アニメーションが
六角形の窓を
優しく灯すカード - 工芸的なデザインの
役員名刺 - 幻想的な世界へ導く
光と音で彩るカード - 資源を大切に使った
エコなバッグ - 名札としての社員証
- アナログに意味性がある名刺
- 楽しい冬の体験を
届けるカード - カレーのための
パッケージ - スタッフの声で構成した
パンフレット - 日本各地から
集めたボトルウォーター - ブランドの姿勢を現した
フレグランス - チョコレートを飾る
パッケージ - 星のオブジェが
現れるカード - 瞬時に組み立つ
VRゴーグル - 引き出すと絵が現れるカード
- 浮かぶキャラメルのパッケージ
- ホログラムの
水面を泳ぐ金魚 - 浮くパネルを
俯瞰する展示 - 3枚つづりの
ステッカー - 水差しで絵を注ぎ入れる
万華鏡 - 紙の図案が
動き出すカード - 近づく人に
反応する展示 - 画廊のようなスタジオ
- 継ぎ目のない
大テーブル