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iPad と Apple Pencil を使って変状展開図を作成し、業務効率化へ
トンネル検査の際に作成する変状展開図(コンクリートのひび割れや変質などの異常を展開した図面)を iPad に作成および表示し、Apple Pencil を活用して効率的に記録できるアプリです。現地で検査記録を作成するとともに、社内システムと連携させることで、検査記録を一元的に管理できるようになり、トンネルの維持管理の省力化と高度化を実現しました。
※ 本アプリは業務用アプリのため、ストアでは公開されていません。
POINTメモの段階で既に展開図が完成していくようなイメージを可能にしたデザイン
これまでは現地で目視により確認した内容をメモに取り、事務所へ戻った後で展開図を起こしていたため、記録のリアルタイム性に欠け、誤記を招く要因ともなっていました。そこで、現地にてメモをとるその場で展開図がどんどん完成していくようなイメージでアプリをデザインしました。カメラや Apple Pencil など、トンネル検査の現場において iPad が備える利便性を最大限に引き出すような構成にしています。
POINT業務フローの改善を目指して
今回のアプリ開発の第一の目的は業務フローの改善であったため、現場作業員の負荷をいかに減らせるかということを徹底的に意識して開発を進めました。開発を進めながら実際にアプリを使っていただき、そこでのフィードバックを取り入れ、シンプルな操作や使いやすさにこだわり、開発を行いました。iPad との併用で最大の効果を発揮する Apple Pencil を活用することにより、手袋をはめたままでも緻密な入力を可能とし、作業効率とともに入力されたデータの正確性をも向上させています。
デザイナーの声
ひと目で分かる視認性と入力操作の心地よさを両立
実際のトンネル検査の現場で操作する手順や、全体のワークフローを考え、画面遷移や各項目の設定方法にはとことんこだわりました。ひと目見ただけで作業イメージを想起させる優れた視認性と、数値入力や手書き入力などの操作性の良さを両立しています。
エンジニアの声
手書きの検査データや検査ごとの各種データを個別に管理し、横断的な参照も可能に
大量のデータをスクロール可能な画面に配置する必要があり、動作速度やメモリーの消費量を抑えるよう細心の注意を払いながら設計・開発を行いました。同様の動きをするパーツが複数の機能で使用されていたため、共通で使えるようにすることで、開発効率を上げることが出来ました。手書きの検査データや検査ごとの各種データを、アプリの運用上で問題が起こらないように個別に管理しながらも、検査を跨いだ横断的な参照も可能なように配慮しています。