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エンカレッジ
エン・ジャパン株式会社
- Planning
- Design
- Development
2022 -
入社後活躍に注力した、人材育成を支援するe-ラーニングサービス
インターネットを活用して人材採用・育成サービスを提供しているエン・ジャパン株式会社。
同社が提供する「エンカレッジ」は、仕事に生かせる1000以上の豊富な講座と、実務に置き換えやすい仕組みで企業の人材育成を支援するサービスです。スキル診断とeラーニングで一人一人に合わせた学びを提供します。2022年、この「エンカレッジ」を大幅にリニューアルしました。
フェンリルは要件定義・デザイン・ウェブアプリ開発・ネイティブアプリ開発・保守など幅広く担当。UX/UIの改善をサポートしました。
社員に受講してもらうだけでなく、行動変容まで一貫して支援できるよう、機能を追加・刷新。
受講者の利便性を向上させるだけでなく、機能を拡充して運用の負担軽減も実現しました。さらに効率的に研修効果を最大化し、企業の継続的な研修運用をサポートします。
相談されたこと
- 複雑な契約形態を管理しやすくしたい
- 受講後に行動計画を立てて実行させ、成果をあげたら評価でフォローする、というサービスの独自性を生かしたい
- 先進的で、時代に沿ったデザインにしたい
プロジェクトの内容
- サイト構造の見直し
- 機能要件を見直して機能を絞り込み、「エンカレッジ」システム(ウェブアプリ・ネイティブアプリ)を開発
- コア機能の見直しとUI改善
機能を絞り込み、ユーザーの使いやすさを第一に考えた設計に
リニューアル前のシステムは3つのサイトに分かれており、ユーザーと契約プランもそれぞれ7種類存在していました。この複雑な構造のサービスを使いやすくするために、UIの設計を刷新して1つのシステムに統合。必要な機能を洗い出し、ユーザーの権限ごとにサイトの構造を見直すことで、どの立場のユーザーでも違和感なくサービスを利用できるようにしました。
さらに、クライアントと密にコミュニケーションを取り、要求されたさまざまな機能をその重要度と背景を考慮して一つ一つ精査しました。その結果、競合に対して優位性・独自性のある機能の開発に注力することに。例えば、「受講して終わりではなく、その後の評価までひも付いている」という独自性を満たす「KAIZENシート」のUXを再設計しました。「KAIZENシート」には受講した講座に関する気付きや業務における改善内容と行動計画を記載します。計画の実行後、これを見て行動内容を振り返ることができます。対応する機能を絞り込むことでユーザーにとって使いやすく、かつ高品質なプロダクトを実現しました。
効率的な開発作業で、機能を拡充
エン・ジャパンのサービス内における「エンカレッジ」の位置付けや、バリュー、ミッションを再確認しました。講座数が豊富であることや仕事につながる成長ができること、社員の教育に有効であることなど、サービスの特長を整理し、そのポイントを押さえたシンプルで使いやすいデザインにしました。
また、機能数が多いシステムを早期にリリースするため、ウェブアプリとネイティブアプリそれぞれで工夫しました。ウェブアプリは、機能を絞り、要求された機能をなるべくシンプルな仕様にすることで、使いやすさを向上させました。
ネイティブアプリには、動画をダウンロードしてオフラインでも受講できる機能を実装。複雑な処理が必要でしたが、詳細に設計することでスムーズに進みました。また、Flutterを利用したため、OSによる差異がなく、作業期間の短縮と品質の向上にもつながりました。
今後の展開
今回のシステムリニューアルを通じて、充実した機能とシンプルな仕様を兼ね備えたことにより、受講者と管理者の双方が直観的に使えるシステムを実現しました。ユーザーからは、使いやすさに対する喜びの声がたくさん寄せられています。
学んで終わりではなく、実務への転換を支援してユーザーの成長に寄与すべく、引き続きプロダクトに磨きをかけます。
制作スタッフ
プロダクト
- プロジェクトマネジメント:
浮島 幸、岸本 尚也 - ディレクション:
作間 あすな、高見 諭 - デザイン:
荒川 啓、福水 恵理、前川 伊織 - アプリ開発:
清水 崚平、小原 亜均、宮邉 勇悟 - ウェブ開発:
石川 慎、今井 陸斗、増田 亜里紗、栗原 紳、原田 祐輔 - 営業:
小柴 諒