デザインの刷新と複数のサービスを統合

イオン銀行通帳アプリは、銀行口座の預金残高や入出金明細をはじめ、外貨預金や投資信託、ローン残高などを簡単に確認できるスマートフォンアプリです。2016年のサービス開始以来、機能性や利便性を追求して改良を重ねてきました。今回はUIのさらなる改善とシステムのシームレス化を目指して、大幅にリニューアルしました。
フェンリルはアプリの企画立案からデザイン、開発までを担当。ユーザビリティの向上とシステムのシームレス化を実現し、ユーザーとイオン銀行スタッフが直接対話できるコミュニケーション機能を実装しました。
今後もエンハンス開発を継続し、ユーザーが安心・安全に利用できるサービスをイオン銀行と提供し続けます。

デザイナーの声

親しみやすく、便利で、分かりやすいデザイン

生活に欠かせないアプリとして、ユーザーの欲しい情報がすぐ分かるシンプルなUIを目指しました。
UI要素の表現をカードやリストに統一し、文字やボタンなどのルールを設定して規則性を明確にすることで、直感的に操作できるよう改良しました。
また、ホーム画面にメイン機能を網羅的に配置。一画面でイオン銀行が提供する多様なサービスに触れられる設計にしました。

イオン銀行らしさを追求したデザイン

デザインは、イオン銀行のブランドカラーであるマゼンタをメインに、アプリ内で使用する色を再定義し、“イオン銀行らしさ”を追求しました。
また、認知コストを低減することで、ユーザーがスムーズに情報を取り入れられるよう、あえて色数を抑えた配色にしました。アイコンやイラストにおいてもリッチな表現を控えるとともに単純で分かりやすいモチーフを使用しています。

エンジニアの声

アプリ内でのビデオ通話を実現するため、新しい技術に挑戦

従来、イオン銀行が提供する「オンライン相談サービス」を利用するには、ユーザーがあらかじめビデオ会議用の別アプリをインストールする必要がありました。今回のリニューアルでは、より快適なサービスの提供を実現すべく、本アプリを介してビデオ通話ができるよう、新たな機能の開発を目指しました。
要件定義の段階からサンプルアプリを作り、調査にも注力しながら開発を進めました。結果として、「オンライン相談サービス」へシームレスに接続し、イオン銀行スタッフとの円滑なビデオ通話を可能とする機能を実装しました。加えて、イオン銀行スタッフと気軽にメッセージをやり取りできる機能も追加したことで、システムのシームレス化と、コミュニケーションツールとしての利便性向上を実現しました。

リニューアルに伴いスムーズな移行を実現

リニューアルに伴い、既存アプリのログイン情報や明細情報といったユーザーのデータを引き継ぎながら新しい機能を追加しました。
既存アプリから引き継ぐデータは、セキュリティ確保を目的に暗号化処理が施されています。既存アプリと同様、セキュリティを確保しながらスムーズにデータ移行を実施しました。

※イオン銀行通帳アプリについては、イオン銀行ホームページをご確認ください。
イオン銀行通帳アプリ｜イオン銀行 (aeonbank.co.jp)