フェンリル株式会社と株式会社中国新聞社が共同開発したニュースアプリ「みみみ」が、2024年度グッドデザイン賞でベスト100に選出されました。「みみみ」は、新聞になじみの薄いデジタル世代に向けて地域ニュースを届けるアプリです。デザインの力で新たな価値を創造している点が高く評価されています。また、関連企画展「わたしの選んだ一品」にも審査委員2名から選ばれています。

デジタル世代向け地域ニュースアプリ「みみみ」

「みみみ」は、地方新聞社の強みである地域に根差した報道力を生かし、デジタル世代の関心に合わせたニュース体験を提供するアプリです。スキマ時間にニュースを見て楽しむ「コレだけ」機能や、意見や質問を投稿できる「イドバタ」機能などを搭載。デジタル世代が気軽に触れて、興味があるものを深掘りできるようデザインしています。

審査委員による評価コメント

本アプリは、伝統的なジャーナリズムとデジタルネイティブ世代をつなぐ大胆で革新的な架け橋となっている。サービスデザインと人間中心設計（HCD）を統合することにより、若いユーザーの進化するニーズを満たし、重要な情報リテラシーを育成し、誤情報と闘う。ジャーナリストと直接対話できる「イドバタ」機能は、透明性と地域のコ・クリエーションへのコミットメントを体現している。視覚に訴える「コレだけ」機能を含む直感的でユーザー中心のデザインにより、ユーザーは確実に関与し、情報を得ることができる。このアプリは情報倫理への理解を深め、市民の参加を促し、偏りのない洞察力を提供しており、既存の業界に新しい価値を創造するデザインの力を示している。

引用：https://www.g-mark.org/gallery/winners/26906

フェンリルが構想段階からサービス開発を支援

フェンリルは「みみみ」を、企画から開発、プロモーションやインナーブランディングに至るまで幅広い領域で支援しています。サービスデザインと人間中心設計の考え方に基づいて調査やプロトタイピングを行い、ユーザーの声を丹念に集めながら開発を進めました。ユーザー視点で価値を定義し、その成果に即してあらゆるタッチポイントをデザイン。一貫性のある体験の実現を目指しました。

詳しくは以下のページをご覧ください。
https://www.fenrir-inc.com/jp/works/mimimi/

グッドデザイン賞受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」に出展

本年度の全受賞作品が集まる受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」で、「みみみ」が紹介されます。

開催概要

審査委員の選ぶ「私の選んだ一品」にも選出

グッドデザイン賞を受賞したデザインの中から、審査委員が審査会場で気になったもの、目に留まった個人的なお気に入りなどを紹介する企画展「私の選んだ一品」。こちらにも、2名の審査員から選出されました。

企画展の開催概要については以下のページをご覧ください。
https://marunouchi.g-mark.org/exhibition.html#part02

グッドデザイン賞とは

1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承する、日本を代表する総合的なデザイン表彰制度です。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、毎年実施されています。目的は、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすこと。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

グッドデザイン賞　公式サイト
http://www.g-mark.org/