2021.7.19
プレスリリース
フェンリル、三菱地所と共同でミニプログラム配信プラットフォームを活用したアプリ「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー」を開発
デザインと技術のフェンリルは、三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区 執行役社長:吉田淳一、以下三菱地所)のビル就業者専用アプリ「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー(以下常盤橋タワーアプリ)」を、フェンリルが新たに開発したミニプログラム配信プラットフォームを採用して共同開発しました。
東京 常盤橋に開かれる新しい街。“TOKYO TORCH”。
TOKYO TORCHは、「日本を明るく、元気にする」をプロジェクトビジョンとし、三菱地所が推進している東京駅日本橋口前の常盤橋街区を再開発するプロジェクトです。大規模広場「TOKYO TORCH Park」や商業ゾーンの「TOKYO TORCH Terrace」、2027年には地上約390mの高さの「Torch Tower」などが計画されており、東京駅前・常盤橋から、世界と日本を繋ぐ、世界に誇る日本の新たなシンボルとして開発が進められております。
ワーク・ライフ・インテグレーションを推進
TOKYO TORCHは、プロジェクトビジョンの実現に向け、ポストコロナ時代においてより一層重要視される「ワーク・ライフ・インテグレーション」を推進していきます。 役割のひとつとして、都市で過ごす人々の人生100年を豊かにする「コンテンツ・サービス」の提供を掲げ、その一環として、2021年竣工予定の「常盤橋タワー」で就業する方々に向けたアプリの開発を、フェンリルと三菱地所が共同で行いました。これからの時代の「働く」を発信するシンボルタワーとして誕生する「常盤橋タワー」を支える方々に向け、様々なサービスを提供していきます。
自社開発のミニプログラム配信プラットフォームを採用
常盤橋タワーアプリは、常盤橋タワーでの使用を皮切りに、2027年竣工予定のTorch Towerへの展開、そして三菱地所のその他ビル施設にも横展開できるようになることを目指しており、今後の拡張性を踏まえてフェンリルが新たに自社開発したミニプログラム配信プラットフォームを導入しました。
このプラットフォームは、クラウド環境であるAWSを採用し、SPA+コンテナサービスを活用することで、拡張性と可用性を確保したものとなっており、長期間の安定した稼働と将来的なサービス拡張にも柔軟に対応できます。
このプラットフォームの導入により、ユーザーニーズに応じたコンテンツの提供を通して、将来的なビル毎のコンテンツ制御や、複数アプリの一括管理も可能としており、長期間のシステム運用はもとより”サービスのアップデート”を具現化するための基盤構築を実現しました。
また、このプラットフォーム上から配信されるコンテンツ(ミニプログラム)は、管理画面上から容易に常盤橋タワーアプリに向けて追加、更新、削除することができ、通常のアプリ運用の枠を超えた拡張性も備えています。
アプリに搭載する具体的な機能/内容
常盤橋タワーアプリは、非接触のモバイル入館証から食堂の予約/注文/決済、会議室の予約、コーヒーのデリバリー、さらにはビル周辺の天気予報の表示まで、多くの便利な機能をオフィスで働くユーザーにご提供。オフィス就業者にとって、オフィスワークをより便利に楽しくする機能が充実しております。さらに、将来的にはミニプログラムにより提供される様々なサービス群の中から、個々のユーザー自身が最適なサービスをお好みで組み合わせて利用出来るようになる予定です。
今後の取り組みについて
国内ではまだ事例の少ない「オフィスワーカー向けアプリ」のスタンダードとなるべく、UXの視点から開発/改修を実施していきながら、今後建築されるビルや既存のビルへもイニシャルコストを抑えて提供できるプラットフォームの構築を、三菱地所と一体となって推進して参ります。